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はなやかな貴族たちの住宅
~寝殿づくり~

645年は、あの有名な政治改革「大化の改新」の年だ。これによって、日本は中央集権国家の道を歩むことになる。
いまの大阪を都として、難波京という都市が、つくられた。
ちょうど大阪城のあたりに、天皇の住まいである宮殿が置かれていたそうだ。
これが日本ではじめての計画都市だといわれている。

それから、都は藤原京、平城京へと移り、「鳴クヨウクイス…」
794年の平安京と、本格的な都市が徐々にできあがっていく。

平安時代のころには、はっきりと特権階級ができ、貴族文化が栄えた。不滅のロングセラー「源氏物語』には、貴族のはなやかな生活が描かれている。
農民は竪穴式の住居に住んでいたようだが、有力な貴族は、「寝殿」と呼ばれる建物に住んでいた。

床は高床式。
主人が生活する寝殿を真ん中にして、その左右、あるいはうしろに対屋と呼ばれる建物があり、寝殿と対屋は渡り廊下でつながっていた。
寝殿の南側は庭になっており、池や小さな山などをつくり、自然景観を取り入れていたものもある。

建物の中身は、間仕切りのほとんどないオープンなスペースに、
必要に応じてついたて屏風のようなものを置いて、空間を仕切っていたようだ。
屋根は檜皮葺、天井はなかったので、屋根の裏側はまる見えだった。
床は板張りで、これまた適宜、人が座る所に畳や座布団などを敷いていたという。

10円玉の表に描かれている京都の平等院は、寝殿づくりの住宅を改造してお寺にしたもの。
当時の寝殿づくりの形式を残している貴重な建物といえるだろう。

 

 

尊厳死や臓器提供、献体を望む場合は
~臓器提供を意思表示カードを携帯~

臓器移植法により、脳死では心臓、肝臓、肺、小腸、腎臓、昨臓、眼球を、心停止後は腎臓、醇臓、眼球を提供することができます。

脳死での臓器提供を望む場合は、「臓器提供意思表示カード・シール」などの書面による意思表示と、家族の承諾が欠かせません。

家族の承諾後、法の定める脳死判定を行って死亡を確認してから提供されます。

なお、心停止後の腎臓と眼球については家族の承諾のみでよく、臓器移植法で規定されない皮膚、心臓弁、血管、耳小骨、気管、骨などの組織についても家族の承諾のみで提供することが認められています。

カード・シールは役所、保健所、郵便局、運転免許試験場、免許の更新ができる警察署、一部のコンビニエンスストアにあります。
最近は、意思表示欄のある保険証も発行されています。
いずれも必要事項を記入し、いざというときのためにつねに携帯しておく必要があります。

~献体を望む場合は家族全員の同意が必要~

いずれも必要事項を記入し、いざというときのためにつねに携帯しておく必要があります。
献体を望む場合は、近くの医科大学または歯科大学(大学の医学部・歯学部)、あるいは献体篤志家団体に、生前から登録しておきます。

登録には、所定の申込書への必要事項の記入・捺印のほか、肉親にも同意の印を押してもらう必要があります。肉親は、配偶者、同居・別居を間わず親・子・きょうだいなどですが、肉親の範囲や手続き方法などは献体マ(財)日本篤志献体協会先によって多少異なります。

献体は葬儀をすませてからでも可能です。
遺族のもとに帰ってくるのは、解剖実習後、火葬に付されてからで、1~3年ほどかかります。

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